黒いカバーが転がっていたので手に取るとＰＳＰのカバーじゃありませんか。
保管と言う名の放置場所を 見るとＰＳＰのバッテリーが大変なことになっておりました。

取り出すとパンパンに膨らんでおります、限界ギリギリもう辛抱たまらんと言わんばかりにバッテリーのケースが完全に開いておりました。

携帯電話のバッテリーが多少膨らんだことはありましたが、
バッテリーがこんなに膨張するなんてビックリです。
ネットで検索したら出るわ出るわ、 結構 検索にヒットしました。
ＰＳＰのバッテリーは各地で成長しているみたいですね。

報告件数が多いことから劣化して膨らむのはこのバッテリーの仕様なのは
分かったけど、発火や引火の危険もあるし、これ大丈夫なの？普通に捨ててよいの？って心配になったので膨張の原因と破棄方法を調べてみました。

膨張の原因をするにあたってＰＳＰに使われているバッテリーは何なのかの説明を軽く挟ませていただきます。

■バッテリーの仕組み
ＰＳＰに使われているのはリチウムイオン二次電池です。
単にリチウムイオン電池、リチウムイオンバッテリー、Li-ion電池、LIB、LiBとも言う。 ( Wikipedia参照 )

以下 リチウムイオンバッテリー と呼びます。

携帯電話（ガラケー・スマホ）、ノートＰＣ、デジカメなどにも使われているやつですね。
リチウムイオンバッテリー は 充電が繰り返しできて軽くて大きな電力(容量)を持っているので高い電圧を長時間出せることができるのが特徴です。
特徴なんかは使われている機器から何んとなしに納得できますね。

このバッテリーの仕組みは下記の図のようになっています。

構造は正極・負極と電解質で構成されていて正極にはリチウムの酸化物、負極には黒鉛、電解質には液状またはゲル状のリチウム塩の有機電解質が用いられています。

化学的な反応を利用して直流の電力を生み出だせて、 正極と負極の間でリチウムイオンが行き来することで充電と放電ができるので繰り返し使えるようです。

ざっくり言うと 放電はＰＳＰ を起動時は電力が生み出され負極から正極にリチウムイオンが移動します、充電は図の通り逆の動きですね。

仕組みがわかったところで 膨張の原因 は何なのかに移ります。

■膨張の原因 は？
仕組みのとおりリチウムイオンバッテリーは化学反応を使って充電と放電をしていて化学反応は可逆性だけど、わずかながら非可逆の化学反応も起こるようで、それによって電池内部の金属が変化するらしいです。
この現象はバッテリーを使う限り発生するので徐々に電気が伝わりにくくなるようです。付け加えて過放電や過充電なんかすると 非可逆の化学反応の発生率もあがるとの事です。それと使っていなくても 非可逆の化学反応 は少しずつ起こってしまうようです。

可逆性だの 非可逆 だのちょっと分かりにくいので
簡単に言うと化学反応をしている時にバッテリー容量のロスが少し生まれるので最大容量が下がってしまうようです。
過充電なんかするともっと早くバッテリーの容量が減っていくし使わなくても容量は徐々に減っていくよって事らしいです。
スマホなんかの電池の持ちが悪くなる原因はコレですね。

この時バッテリーが劣化していって内部でガスが発生するみたいですね。
リチウムイオンバッテリー の仕組み上どうしても膨張するみたいです。

膨らむ原因はわかりましたが、 スマホやモバイルバッテリーの
発火事件もニュースでみるし、こんな状態の物、燃えるゴミはもちろんの事、資源ゴミの日に出しちゃいかんよね 。って事で調べました。

■破棄方法
バッテリーにリサイクルのマークがあるので家電量販店とかにある電池の回収
ボックスに入れればいいのかーとおもったけど、ちょっと待った！
うちの子は成長著しくて一皮むけちゃってるのでリサイクルの対象外なんじゃなかろうかと回収の規則を見てみると・・・・

※解体された電池パック、破損した電池、膨張や水濡れした電池は回収対象外となります。

だってさ案の定、リサイクルに出しちゃダメでした、、、
仕方ないので次は自治体のＨＰを確認してみると 、
うちの自治体では資源物の分類にはどこにも載ってないんですよねーこれが。
リサイクルマークはリサイクルに出してくださいって事なんでしょうけど。
いやー困った捨てるところが無いねー完全に持て余しちゃってます。
けど最終的には自治体頼るしかないので問い合わせるしかないってのが結論でした。

処分方法は 各自治体 によってバラバラらしいので
膨張したリチウムイオンバッテリー の処分方法は
各々が自治体へメールか電話で連絡して処分仕方を確認するしかなさそうです。

皆様の古い携帯やＰＳＰのバッテリーは大丈夫でしょうか？
一度ご確認しておく事をオススメ致します。